超能力は都市伝説でもよく語られていますし、映画やマンガなどの題材として取り上げられることの多いものです。
また、超能力者である人も同様です。
ここでは超能力自体についてと、超能力を持っている人、そしてその特徴について解説していきたいと思います。
さっそく見ていきましょう。


超能力とは?
ではまず超能力とは、どんなものなのでしょうか?
なんとなく漠然としたイメージは、皆さんすでにお持ちかと思いますが、超能力をしっかり説明するとなると分からなかったりもします。
いわゆる、テレパシーができる、未来が見える、直接触れなくても物を動かせるなどのエスパー的な力は、超能力としてよく言われているものです。

いわゆる「普通はできない力」ですね。
これらは基本的には念力を使って行う「超人的な能力」で、超能力と呼ばれています。
ですが、上記のような念力だけとは限らないのが超能力なのです。
詳しく見ていきましょう。
念力だけとは限らない
超能力の定義となると、いわゆるエスパーというような能力以外のものも含まれるようになります。
つまり、念力を使った超能力だけとは限らないのが、超能力です。
例えば、驚異的な計算能力や記憶力というものも、超能力となります。
一般的には、エスパーのような力を指すことがありますが、ここではどちらの超能力者の方もご紹介していきたいと思います。
さまざまな超能力がある
多くの超能力がありますが、ここでは一部をご紹介していきたいと思います。
- 予知能力…未来に起こる事象を何らかの方法で感じられる
- テレパシー…言葉などを使わずに相手に意思を伝える
- サイコメトリー…物に宿る記憶を読み取れる
- 念力…念じることで物体に作用することができる
- 共感覚…何かに対して通常とは違う感覚を感じることができる
- 瞬間記憶力…一瞬見ただけで、細かい部分まで記憶することができる
多くの超能力がありますが、どれももし自分が持っていたらと想像したくなるものばかりです。

超能力はたくさんの種類があるのですね。
とは言え、超能力を持っていると日常生活の支障となってしまうこともあるかもしれません。
隣の芝は青く見えてしまうものですね。
超能力者とされた人物一覧と特徴
ここからは、超能力者とされた人物をご紹介していきます。
また、その方の特徴も同時にご紹介します。
ぜひチェックしてみましょう。
インゴ・スワン

「インゴ・スワン」wikipediaより引用
3歳の時に麻酔を打たれ、その時から未知の能力へ興味を持ったそうです。

現在は亡くなっていますが、遠隔透視の父とも呼ばれている人物です。
1972年のスタンフォード研究所での研究に協力し、当時は調査されていなかった、水星と木星の様子について遠隔透視し、調査結果とほぼ同じという驚異的な透視能力を持っていました。
またスター・ゲイトプロジェクトに参加し「ウォーリアー・モンク」という超能力者を集めた団体も作りました。
きっかけは3歳の時の体験から始まりましたが、自らの能力を積極的に研究し、活かしていったのですね。
エドガー・ケイシー

「エドガー・ケイシー」wikipediaより引用
仕事のときに体を壊し、自らの治療のための催眠療法時に、別の人格が突如出現。そして治療法を語ったのだそうです。
その通りに治療を行うと、みるみる回復していったそうです。
この体験から、エドガー・ケイシーは他の患者の治療も行うようになります。

自分の治療法を、別人格が教えてくれるなんてスゴイわ
予言者としても評判の高いエドガー・ケイシーですが、元々は心霊診断を行なっていた人物です。
心霊診断による治療を行なった時のことが新聞に掲載され、広く知られるようになります。
この方もすでに亡くなっていますが、その後のオカルトなどに与えた影響は大きいです。
催眠状態になり、アカシックレコードにアクセスして必要な情報を得る方法をとっていました。
ユリ・ゲラー
超能力を使うということでしたら、この方ははずせません。
日本のスプーン曲げのブームを起こしたユリ・ゲラーです。
ユリ・ゲラーはスプーン曲げの印象が強くある人物ですが、透視能力にも長けているとされています。
インゴ・スワンの時にも出てきていた1972年のスタンフォード研究所での、超能力テストに参加していて、驚くべき透視能力を発揮していました。
ですが、自らで終了として途中で帰ってしまったそうです。
超能力に目覚めたきっかけについては分かりませんが、惑星フーバの宇宙船から操作されているという話もありました。
生まれた時から、操作されていたのかは定かではありませんが、操作されていることによって超能力を得ているのかもしれませんね。
スプーン曲げに関して懐疑的な見方も多くされていますが、ファンが多い人物です。
長南年恵
すでに亡くなっている人物ですが、なんと空気中からどんな病気にも効くという神水を取り出すことができたとされるのが長南年恵です。
亡くなったのは43歳1907年のことですが、20歳のころから食事は水と少しの生のサツマイモのみで、排泄物もほぼ無かったとも言われています。
お風呂に入らずとも不潔にならず、容姿や振る舞いも少女のようであったとされている人物です。

食べ物や排泄の話だけでも、普通の人とは違うとわかりますね。
かなり人並み外れた方ですが、子供の頃から予言などを行なっていたこともあったようです。
病人など、本当に神水が必要な人に対しては、蓋をした一升瓶がいつのまにか神水で満たされるのだそうです。
逮捕や拘置などをされることが多数ありましたが、1900年には新聞記者の前で神水を取り出し、ひとりでに水が入ったのを認めざるを得ないとされています。
御船千鶴子

「御船千鶴子」wikipediaより引用
千里眼事件の中心的な人物なのが、御船千鶴子です。
すでに亡くなっている方ですが、日本の超心理学研究や透視能力について当時の世に知らしめました。
きっかけは義兄に「透視ができる人間だ」と催眠をかけられたことで、透視の能力に目覚めたようです。
万田炭鉱を発見したり、海に落とした指輪の場所を当てたりなど、超能力を大いに発揮していました。
ある時、学者と研究を始めますが良い結果を出せず、トリックであるとされてしまい、世間からバッシングをされてしまいます。
その後自殺をしてしまうのですが、世間からのバッシングが原因とも、金銭トラブルによるものとも言われています。
最終的には、悲しい結果となってしまいます。

千里眼事件については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ヴィム・ホフ

「ヴィム・ホフ」wikipediaより引用
アイスマンとの異名を持つヴィム・ホフは、通常では凍傷などになってしまうような寒さにも耐えられるという超能力を持っています。
褐色脂肪組織を、通常とは思えないほど活性化させることができ、氷水の中にも入れるようになったそうです。
氷水の中なんて、たとえ夏の暑い屋外であっても危険があります。

氷水の中に入るなんて、考えただけでも寒気がします。
17歳の頃から、冷水へ挑戦することを行ない、だんだんと呼吸法をマスターしたそうです。
鍛錬をすることで、超能力を身につけていったということのようですね。
2007年には氷の中に居続ける世界記録を更新しました。(この時の記録は70分35秒です)
以降、記録を破られたりもしましたが、自身でも更新しています。
エレーヌ・グリモー

「エレーヌ・グリモー」wikipediaより引用
フランスで活躍するピアニストの方で、共感覚の持ち主です。音楽や数字に色を感じるそうです。
人よりも感じるものが多い分、表現する幅も広いのかもしれませんね。

共感覚は、実は赤ちゃんの頃には全員が持っていたとも言われています。
また、芸術家などのアーティストの方に多いとされていて、宮沢賢治やレオナルド・ダ・ヴィンチも共感覚の持ち主だったのでは?と推測されています。
まだまだ解明されていない分野ですが、今後広く知られていきそうですね。
超能力者を題材にした漫画・映画
超能力者というのは、漫画や映画の題材としても非常に取り上げやすいです。
不思議な力を持つことで、魅力的な人物像を描きやすくなりますね。
ここでは、人気の漫画や映画についてご紹介していきたいと思います!
休日などに、超能力者を題材にした漫画や映画を楽しんでみてください。
漫画
「亜人」櫻井画門(アフタヌーンKC) / 連載中
亜人という肉体が死んでしまっても、すぐに再生し死なないとされる亜人という超能力を持った生物について描いた作品です。
主人公が亜人だったということから、ストーリーが広がっていきますが、亜人には懸賞金がかけられているので、周りから狙われてしまいます。
「AKIRA」大友克洋(KCデラックス ヤングマガジン) / 完結
2020年の東京オリンピックを予言していたことで、広く知られている漫画です。
1982年に新型爆弾によって東京は壊滅状態となり、そこから第三次世界大戦へ突入してしまいます。
そんな混乱の世の2019年を生きる少年たちの中で、1人が超能力に目覚めます。
「東京ESP」瀬川はじめ(角川コミックス・エース) / 完結
父と2人暮らしをしている、普通の女子高生である主人公は、ある日空飛ぶペンギンを発見します。
それからというもの、なぜが物質を透過する超能力に目覚めます。
テレポーテーションの能力を持った相棒を見つけ、正義のために活動するのですが・・・
映画
「スター・ウォーズ」
超能力を描いた作品として、世界中で人気のこの大作は外せませんね。
フォースと呼ばれる超能力を使用し、宇宙での大戦を描いたストーリーとなっています。
ジョージ・ルーカス監督の大傑作と言われています。
1977年から発表され、2019年にはエピソード9が公開予定となっています。
4、5、6→1、2、3→7、8、9と物語が不規則に公開されていて、複雑ですが1作ずつは分かりやすく楽しめる作品です。
「アベンジャーズ」
こちらも世界で人気の作品です。
アベンジャーズというチームであり、それぞれのキャラクターに特化した作品も多く、クロスオーバーしています。
複数のキャラクターは、全く違う超能力を持っており、超能力の入手方法も多岐に渡っています。
現在も新作、新キャラクターが増えている注目作品です。
「光る眼」
1995年に公開されたアメリカの映画です。
ある街で、突如街にいた全員が気絶をしてしまいます。そして6時間後に目をさますと女性全員が妊娠していました。
やがて子供を出産するのですが、その子供たちは光る眼を使って大人を操ります。
恐ろしい事態へと進んでいきます。
まとめ
超能力者というと、怪しげでオカルトな雰囲気ばかりを連想してしまいがちです。

オカルト以外の意味ばかりではないのですね。
様々な超能力があります。もしかしたら、あなたにも何か超能力的な力が秘められているかもしれません。
ぜひ、当てはまるものがないかチェックしてみてください。


【参考サイト】
wiki
超能力(wikipedia)
エドガー・ケイシー(wikipedia)
霊能力(wikipedia)
インゴ・スワン(wikpedia)
ヴィム・ホフ(wikipedia)
長南年恵(wikipedia)
御船千鶴子(wikipedia)
エレーヌ・グリモー(wikipedia)
共感覚(wikipedia)
光る眼(wikipedia)
コメント