皆さんは、生まれ変わりはあると思いますか?ないと思いますか?
死後のことは、誰もハッキリとは分かっていないものですが、生まれる以前のことを覚えているという方もいますね。
ここでは、生まれ変わりについてや種類、研究している人、期間や回数についてご紹介していきます。
生まれ変わりについて考えてみましょう!


生まれ変わりとは
生まれ変わりについては、文字通りな部分でもありますが、定義が違っていることもあります。

今回ご紹介する「生まれ変わり」自体についてご紹介していきたいと思います。
もちろん、考えは人それぞれですし、ひとことに生まれ変わりと言っても1つではありません。
細かい生まれ変わりの概念については、後ほどご紹介しますので、まずは生まれ変わり自体についてざっくりとご紹介します。
死んだ後、新しい肉体に宿る
人は死んだ後にどうなるのかは、ハッキリと分かっていません。
生まれ変わりとは「死んだ後、新しい肉体に宿る」という考えです。

死んだ後に魂や存在そのものが「無くなる」のではなく、また新たに肉体を持って生まれるということですね。
死んだ後にすぐに新たな肉体に宿らず、違う場所に行ってから新たな肉体に宿るのも、同じく生まれ変わりと呼んでいます。
死んだ後には何もないというような話もありますが、生まれ変わるということもありそうですね。
生まれ変わる以前の記憶を持っていることも
この生まれ変わりをした場合には、生まれる以前の記憶を持っていることもあるそうです。
前世の記憶を持っているというのが、これに当てはまりますね。
もし前世で成人していた後に亡くなって、生まれ変わって記憶を持っていた場合は、頭の中での考えは大人ということになって、とても大人びた子供になりそうです。

2人分の人生経験を持っているということは、いろんな部分でも有利になるかもしれません。
全ての記憶ではなく断片的な場合もありますが、前世での記憶を持ったまま生まれることもあるようです。
生まれ変わりの村がある?
これは、森田健 著作の「生まれ変わりの村1」というシリーズの本で紹介されている内容です。
中国の奥深くには、生まれ変わりの村と呼ばれる場所があるそうです。
そこでの生まれ変わりの体験を、脚色なくリアルな状態で紹介しているのが、このシリーズなのです。
「死は別れではなかった」としていて、前世での体験や今世でどのようにして記憶を活かしたのかなどについて書かれています。
生まれ変わりの村というのは、びっくりな話ですが、著者である森田健は2000年から取材を7年間続けて、述べ84人を調査したそうです。このような村もあるようですね。
生まれ変わりの概念は1つではない
生まれ変わりの概念は、これという正解が分かっていないものですし、どれが真実であるというものではないと思われます。

様々な考えがありますし、何を信じるのかはその方次第となります。
ここでは、概念としての生まれ変わりの種類についてご紹介します。
輪廻
輪廻という考え方は、仏教やヒンドゥー教などにある考え方で「今世が人であっても来世では動物などの可能性もある」としています。
仏教、ヒンドゥー教で考え方は少し違っていて、仏教では輪廻は苦であり解脱(輪廻から脱出)することが目標です。
ヒンドゥー教では前世での行いによって、来世にカルマ(業)として影響するとされ、男女間で輪廻も違ってくるとされています。
また、カルマは身分に影響を及ぼします。前世での行いが、今世での身分を決めるということですね。
リインカーネーション
リインカーネーションの考え方が登場したのは。19世紀ごろのフランスと言われています。
生まれ変わることは前提となっていて、生まれ変わりを経験することで自身の霊性を成長させることができるとする考えです。
また、この生まれ変わりの回数が増えることによって、より神に近い存在になれるのではないかともされています。
転生
どこにでも生まれ変わるというものではなく、小規模な部族や集落中で生まれ変わるという考です。

人間に限らず、植物や動物の場合もあるとされています。
上で触れた「中国 生まれ変わりの村」は、こちらに当てはまるのかもしれませんね。
ご先祖様が生まれ変わって戻って来る、というような感じです。
これら「生まれ変わりに対する考え」は、人によって解釈は違うので、絶対的なものではありません。ですが、生まれ変わりについて様々な研究や考察もされています。
生まれ変わりを研究したイアン・スティーブンソン
生まれ変わりを研究した人物がいるのはご存知でしょうか?
それがイアン・スティーブンソンです。
この人物は、1960年代にアメリカ ヴァージニア大学の精神科教授に就任しますが、そこで生まれ変わりについての研究を開始します。
前世の記憶を持つ子供たちがいると知る
大学の精神科教授に就任した後、イアン・スティーブンソンは生まれ変わりの記憶を持つ子供たちがいることを知ります。
1961年からインドにて調査を開始してから、多くの記憶を持つ子供たちと接することとなります。

さらに1987年には「前世を記憶する子供たち」という著書までも手がけています。
また、イアン・スティーブンソンの研究は科学雑誌にも取り上げられていて、掲載した時の反響も非常に大きいものだったと言われています。
すでにイアン・スティーブンソンは2002年に研究をリタイアし、2007年には亡くなってしまっています。
ですが、研究自体はジム・タッカーが引き継いで行なっています。
もしかしたら今頃イアン・スティーブンソンは、生まれ変わりを自ら体験しているかもしれませんね。
前世の記憶が残る子供の特徴
イアン・スティーブンソンによると、前世の記憶が残っている子供には「特徴」があるとされています。
多くの場合、自ら話すことができるようになる2歳ごろから語り始めますが、5〜7歳ごろには話さなくなってしまうそうです。
そして、今世での両親や環境などに違和感を持っていて「本当の両親」や「本当の生まれた場所へ行きたい」と話すこともあるとのこと。

記憶がある本人からすると「急に知らない場所へ来た」という感覚に近いのでしょう。
2~7歳までの間だったら、前世での両親や育った環境の方が、長く人生を過ごしていた可能性は十分にあります。
前世の記憶が残っている場合には戸惑い、理解できないと思うのも当然かもしれません。
そして、なぜか男児に多いというのも挙げられています。
自然死ではない場合が多い
記憶が残る子供は前世で殺害されていたり、事故にあったりと自然死以外で亡くなっているというのも特徴だそうです。
やはり、強く記憶に残るというような力があるのかもしれません。
また、例えば前世で指を切断してしまうような亡くなりかたをした場合、その指を欠損した状態で生まれてくるということもあるようです。

欠損以外にも、痣などの場合もあります。
前世の記憶があると言っても、全て覚えているかはその方によるかと思いますが、自分が死んだ時のことを覚えているというのは恐怖かもしれませんね。
イアン・スティーブンソンは、生まれ変わりについて多くの可能性を考えました。
- 子供が作り話をしている
- 無意識に聞いたことと事実が混じってしまっている
- 憑依している
など多くの可能性を検討、研究しました。
述べ2300人もの子供たちを調査していますが、前世の記憶を持っている子供たちの妥当な解釈は、生まれ変わり説です。
生まれ変わりの期間や回数は?
では続いて、生まれ変わりの機関や回数は、どのようになっているのかも知っていきたいと思います。
輪廻や転生など、考え方によって違ってきますが、一般的に言われているものについてご紹介します。
期間や回数はバラバラ?
これまでの噂などによるものだと、生まれ変わるまでにかかる時間は50年とも60年とも言われていました。
生まれ変わりとして、最も有名なのはダライ・ラマではないでしょうか。
先ダライ・ラマが没すると、遺言や神託などで生まれ変わりのダライ・ラマを探します。
1〜2年ほどの間で生まれ変わりの子供を見つけます。
少なくともダライ・ラマの場合には、13回は生まれ変わっていることになりますね。

この期間・回数は、ダライ・ラマだからこそという可能性もあります。
生まれ変わりを自称している人は、様々な期間や回数であることが多いからです。
期間や回数は決まっておらず、バラバラの可能性があります。
未来・現在・過去は同時に起きている?
生まれ変わりの期間や回数を考える上で、無視できないのが時間の流れについてです。
ジョン・ウィリアム・ダンが提唱した「時間の理論」では、未来・過去・現在が同時に発生しているとし、人間が連続していると思い込んでいるのみとしています。

もし同時に発生しているのだとしたら、過去に生まれ変わるということもあるのかもしれません。
ともすると、生まれ変わるまでの期間というのは、全く違うものになってきますね。
時間が本当に流れているかどうかは、非常に難しい問題とされていて「過去は想起するだけのもので、今が連続している」という考えもあります。
深く考え出すと、考えが止まらなくなってしまいますが、もしかしたら期間には関係なく、生まれ変わりが発生しているかもしれません。
生まれ変わりを題材にした映画
映画の題材にもされやすい生まれ変わり。
恋愛映画としても、取り上げやすいテーマですね。
この映画を見て、生まれ変わりについて考えてみるのも良いですね。人気の生まれ変わりを題材にした映画をご紹介します!
スープ〜生まれ変わりの物語〜
この記事の冒頭でご紹介した、生まれ変わりの村をベースに作られている2012年の映画です。
あらすじとしては、主人公の渋谷は落雷による事故で亡くなってしまいます。
そしてあの世で、飲むと記憶がなくなり、生まれ変われるという伝説のスープの話を知ります。
そのスープを飲まずに、生まれ変われる方法を探すのだが・・・。
生まれ変わりの村を読まれた方、興味がある方は必見の映画です!
輪廻
2005年に日本で公開されたホラー映画です。
あらすじは、昭和最悪と言われた殺人事件を元に、映画が制作されることとなり、オーディションが開催され、廃墟となったホテルで撮影が開始します。
すると、様々な異変が発生し、前世との関係性があらわになっていきます。
サスペンス要素も多くあるので、謎解き感もあります。
ホラー系が大丈夫な方におすすめですよ。
まとめ
生まれ変わりが、実際にはどのように起こるのかは分かりませんが、どんな風に起こるのだろうと考えると考えは膨らみますね。
ぜひ、生まれ変わりを考える時の参考にしてみてくださいね。
考えている間に何か思い出すことがあるかもしれません。

他の記事も併せてご覧になってみてくださいね。


【参考サイト】
wiki
転生(wikipedia)
輪廻(wikipedia)
イアン・スティーブソン(wikipedia)
森田健(著作家)(wikipedia)
死後生存(wikipedia)
業(wikipedia)
エーカジャ(wikipedia)
ジョン・ウィリアム・ダン(wikipedia)
スープ〜生まれ変わりの物語〜(wikipedia)
輪廻(映画)(wikipedia)Amazon
生まれ変わりの村1(Amazon)
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