月の誕生に隠された謎!未だ不明な成り立ちとは?

月の誕生 科学
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夜空にぽっかりと浮かぶ月は、とっても神秘的ですし、物語のテーマとしてもよく取り上げられます。

そんな月の誕生には、多くの謎が残されているのはご存知でしょうか?

ここでは、月の誕生と月に関する謎についてご紹介していきます。
さっそく見ていきましょう。

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月の特徴

月は夜になると現れて、昼間でもたまに見かけることができる近所の天体ですね。

太陽とは違った、少し怪しげな魅力がある月ですが、この月の特徴をもう少し詳しく知っていきたいと思います。

直径は平均3474.3kmで地球からの距離は384,400kmもあります。

地球にただ1つだけある衛星とされていて、月は常に地球に向かって同じ面を見せています。

ちなみに、月の軌道は地球からだんだんと遠ざかっていて、その距離は1年で3.8cmほどです。
ずっと以前は、現在よりも17倍ほどまで大きく見えた頃もあるそうです。

そんな月は自らが光っているのではなく、太陽に照らされていて反射しています。

太陽と共に地球の潮汐を起こしている

月には重力があり、潮の潮汐を起こしています。

太陽もこの潮汐に関与していますが、距離的に月の方が地球に近いため、影響力でいうと月の半分ほどです。

潮汐は一般的に海の満ち潮、引き潮のことを指しますが、海だけではなく地球の岩盤にも影響していると考えられていて、地震とも関係しているとされています。

ですが、全ての地震に関係しているのではなく、全体の5%程度と考えられているので、ごく一部の地震に関係しているといった感じですね。

潮汐は、月と太陽の引力の力を身近に感じられるものの1つですし、生態系にも影響しています。

もしも月が無かったら、潮汐は今以上に差が激しくなり、1日はもっと早くに過ぎて行き、強風が吹き続けるとも考えられているようです。

月は非常に重要な役割を持っていますね。

実はまん丸ではない

月は丸いということは、パッと見た感じでわかりますが、実はまん丸ではありません。

ほんの少しだけ、西洋ナシ型になっていて、表面はでこぼことしています。

大きなでこぼこはクレーターと呼ばれ、このクレーターによる穴がたくさんあり、暗く見えるために海と呼ばれています。

まん丸ではない理由について、実はその昔月は2つあり、その月同士がぶつかったためにまん丸ではないという説があります。

地球側が少し大きくなっていて、裏側が小さくなっていますが、この裏側部分にぶつかり、現在のような形になったのではないかとするものです。

この2つの月は、1つが大きなもので、ぶつかったのはそれよりも小さい月ではないかともしています。
実際にはどうだったのか分かりませんが、月が2つあった可能性もあるようですね。

またクレーターの影の部分を、日本では月にうさぎが住んでいるように見える、と昔から言われていますが、この海の部分がうさぎのように見えると例えたのですね。

実は、中国でもうさぎに例えられています。
ネイティブアメリカンでは女性の顔に例えられることがあります。

場所によってクレーターの見え方も違ったのかもしれませんが、様々な見方がありますね。

約46億年前にできたとされている

月が誕生したのは約46億年前にできたとされています。

ですが、その誕生には様々な不明点があり、謎に満ちています。

35億年前までは、天体の衝突が頻発していたとされていて、誕生に関係する大きなポイントとして注目されています。

ちなみに、ビッグバンは138億年前に発生したと考えられていますが、それに比べるとごく最近のように感じますね。

また、地球とほとんど同時期に誕生したのも、月の誕生との関わりだと考えられています。

46億年前から、現在のような月が観測され始めるまでの間に、どのような経緯を辿って誕生したのでしょうか?

月の不思議な点

月には不思議点がいくつかあります。

誕生にも関わることかも、と言われていますが、ハッキリしたことは分かっていません。

月には、どんな不思議なことがあるのでしょうか?
見ていきましょう。

衛星にしては大きい

太陽系の衛星中、なんと5番目に大きいのが月です。
5番目と言われると、大きくないようにも思えてしまいますが、衛星としてはかなり大きい部類に入ります。

月は地球の1/4ほどですが、他の衛星などは1/27や1/23ほどと、かなり違いがあることが分かります。

このように、月は非常に大きいので地球の衛星ではないのでは?とする意見もあったほどです。

軌道としては衛星と判断されうるとされ、結果的に地球の衛星となっています。
月は地球型惑星のような特徴を持ちつつも、衛星なのですね。

特殊な経緯で地球の衛星となっているのが月です。

月の核は小さい

続いて、月の核は小さいという点です。

多くの惑星などは、その大きさの半分程度の核を持っています。

それに対して、月は1/4程度の大きさしかありません。しかも、その核は未だに溶けて液体である可能性もあるそうです。

これは月の秤動によって分かったそうです。

どうして月の核が小さいのかも、月の誕生の謎を解く鍵の1つとなっていると言われていますが、謎が謎を呼んでいます。

地球に裏側は見せていない

上でも少し触れましたが、地球に裏側は見せていません。
常に同じ面のみ、地球側へ見せています。

言葉だけ聞くとロマンチックな感じがしますが、月は自転と公転が同じであるために、表だけを見せるようになっています。

正確に言うと地球の観測地点によって、多少の裏側も見ることができるので月面の59%を見ることができます。

1959年にソ連の月探査機であるルナ3号が、裏側の観測に成功しました。

裏側は地殻が若干厚いとされていて、でこぼこも激しいとされています。
また、海に関しては表よりも少ないです。

上で軽くご紹介した、月が2つあった可能性についてですが、この月同士の衝突でこぼこが激しいと説明されています。
もしかしたら、月同士が衝突したのかもしれませんね。

月の誕生には多くの説が考えられている

月の誕生については、多くの人たちが様々な説を考えてきました。

現在でもハッキリとは解明されていませんが、以前信じられていた3つの説についてご紹介していきたいと思います。

どのようにして、月が誕生したと考えられていたのでしょうか?

昔から考えられてきた3つの説

現在では、この3つの説よりも有力な説が浮上したために、あまり考えられていない説です。

もちろん、これらの説の可能性が完全に否定されたということではありませんので、今後の調査などによって変化もあるかと思います。

非常に有名な説ですので、これらについてもチェックしておきましょう。

双子説

兄弟説とも呼ばれるもので地球と同じように、たまたま近くでできたのが月であったという説です。

地球と月の地殻成分が似ていることが説明しやすいです。

ですが、月の核がなぜこんなに小さいのかが、説明できないとも指摘されています。

 地球からちぎれた説

親子説とも呼ばれている説で、地球ができた直後に現在よりも自転が早かったため、遠心力によってちぎれた部分が月になったという説です。

ちぎれる前、地球は相当大きく、素早く回転していたのかもしれません。

捕獲された説

たまたま地球の近くを通りすがった月が、地球の重力によって捕獲されたという説ですが、非常に確率が低いとされています。

たまたま通りすがる確率、重力によって捕獲される確率ともに、素人考えでも確率が低そうなのは想像できますね。

現在、月の誕生に有力とされている説

では、現在において月の誕生に有力とされている説について見ていきましょう。

今後新たな調査などによって、他の説が出てくるかもしれませんし、上でご紹介した説が有力だったとする結果もあるかもしれませんね。

考え出すとキリがありませんが、現在において有力とされているジャイアント・インパクト説と複数衝突説についてご紹介します。

ジャイアント・インパクト説(巨大衝突説)

これは、月が35億年前まで衝突が起こっていたということも説明しやすく、地球と月の地殻成分が似ているのも説明できる説です。

地球ができたばかりのころに、火星ほどの大きさの天体(仮説上ですが、テイアと呼ばれている)との衝突があり、月が形成されたとするものです。

テイアは地球に衝突した時に破壊され、その破片は飛び散ったり、地球の一部となりました。

そして地球のマントル部分も飛び散り、軌道上にテイアの破片とともに飛び散ったのです。

この時に飛び散った破片によって、土星の輪のようになったのではないかとされています。

土星の輪のように飛び散った破片たちが集まり、月になっていったのではないかというのがジャイアント・インパクト説です。

ジャイアント・インパクト説では、月の核が小さいことや地殻成分が似ていることなども説明がつくとされ、現在では有力な説となっています。

火星ほどの大きな天体との衝突があって、それでもなお、地球と月とに成っていった…かもしれないというのはすごいですね。

神秘的なものを感じます。

複数衝突説

複数衝突説についてもご紹介します。

これは、大筋としてはジャイアント・インパクト説と同じですが、テイアほどの大きさではなく小さな惑星の衝突が複数回あったために、月ができたのではないかとする説です。

素人考えでは、テイアのような天体と1度ぶつかっただけよりも、複数衝突したという方が納得行きやすいですが、もしかしたら複数回ぶつかっていたのかもしれません。

いずれの説もまだまだ判明していないですが、解明される日が来るのが楽しみですね。

まとめ

月の誕生は、多くの謎が残されていますが、有力な説などは分かりましたね。

地球や宇宙の誕生についても、多くの謎が残されていますが、解明される日はまだまだ先なのかもしれません。

たくさんの可能性に思いを馳せるのも楽しいですね。
ぜひ参考にしてみてください。

【参考サイト】

wiki
月(wikipedia)
月の植民(wikipedia)
月の裏(wikipedia)
月にある人工物の一覧(wikipedia)
ジャイアント・インパクト説(wikipedia)
潮汐(wikipedia)
地球史年表(wikipedia)
地球型惑星(wikipedia)
衛星(wikipedia)
月の地質(wikipedia)
秤動(wikipedia)
テイア(仮説上の天体)(wikipedia)
ビッグバン(wikipedia)

jaxa
月の誕生(jaxa)

NATIONAL GEOGRAPHIC
月の誕生物語に三つの新説、ネイチャー誌(NATIONAL GEOGRAPHIC)
月はかつて2つあった?(NATIONAL GEOGRAPHIC)

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