バグダッドの電池は嘘?本当?詳細を徹底解説!

バグダッドの電池 オーパーツ
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現在では様々な電化製品に使われている電池。
もしかしたらその昔、バグダッドでも電池が使われていたのかもしれません。

そんな、バグダッドで発見された電池はどんなものだったのか、その詳細について徹底解説していきたいと思います。

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バグダッドの電池とは?

ではまずバグダッドの電池について、基本的な部分について見ていきましょう。

ことの発端は1932年に謎の土器が発見されたことです。(発見されたのは、1936年なのではないかとも言われています。)

その数年後ヴィルヘルム・ケーニヒというドイツ人研究者が、電池なのではないかと論文を発表します。

ですが、結局のところ電池なのかそうでないのかハッキリとしたことは分かっておらず、様々な指摘があるもののオーパーツとして扱われています。

電池とは幅広く使えるものですし、もし当時使われていたとしたら、電池の歴史は全くもって変わってきます。
生活に使っていたものも、電池を使うことでなにか変わっていたのかもしれません。

ではこのバグダッドの電池について、詳しく見ていきましょう。

使途不明の壺が発見された

1932年に発見されたのは、使途不明とされる壺で大きさは、高さ10cmほど、直径は3cmほどと小型なタイプです。
壺というと大きなものを想像してしまいますが、このくらいの大きさだと、まさしく現代の電池を思わせますね。

そして、中には銅製の筒状のものが入っていて、その内側に鉄製の棒が入っています。
さらにアスファルトでフタがされているように塞がれていました。

また、内側には水分があったような跡があり、どうやら以前は水分が入っていたようです。
やはりパッと聞いた特徴では、電池を思わせますね。

発見されたのは、民家の下側から出てきており、何に使うためのものなのかが全く分からないままでいました。

数年後に電池説が発表された

発見されてから数年後の1938年に、ヴィルヘルム・ケーニヒがこれはガルバ二電池ではないかと推測する論文を発表しました。

この時にオーパーツとして、バグダッドの電池というものが登場したのですね。

電池が発明されたのは1791年のガルバ二電池で、今回のバグダッドの電池は恐らく紀元前250年ごろ。となりますので、かなりの時代差がありますね。

ちなみに、この発表の時にはメッキを加工する時に、電池を使っていたのではないかという説も合わされていました。

ですがメッキの加工の技術は、他のものがすでに昔からあることが分かっているので、わざわざ電池を使ったとは思えないとされています。

実際に、この電池をどのようにして使っていたのかは謎とされていて、電池だけが存在していたというのも、無理があるように思えますが、当時注目されました。

博物館でも展示される

上記の論文が発表された後の1978年には、ドイツのヒルテスハイム博物館にて開催された展示物に「パルティア時代の電池と推定される器具」として、この壺が展示されました。

この展示によって、一気にバグダッドの電池が周知されることとなります。

これまでの電池の歴史を、大きく変える可能性があるものですから、注目されるのも分かりますね。
また謎のあるからこそ、都市伝説としての意味も強くなりますね。

オーパーツがあると、必ずと言っていいほど宇宙人説や、古代宇宙飛行士説などが多く説明されます。
もしかしたら、バグダッドの電池もこれらに関連しているのかもしれません。

博物館でも展示されましたが、当時からいくつかの指摘がありました。

壺の年代と合わない?

このようなバグダッドの電池ですが、実は壺の年代と合わないとの指摘がされています。
ヴィルヘルム・ケーニヒの論文の年代では、壺の様式に認識の誤りがあるのではとされています。

また同時に、ヴィルヘルム・ケーニヒは本職が画家であり、本当に考古学者なのかどうかは分かりません。

本職というのが、どの程度影響するのかは分かりませんが、この点についても注目されることがあるようです。

壺の様式がサーサーン朝のもの

ヴィルヘルム・ケーニヒの言う壺はサーサーン朝様式になっているので、主張する紀元前250年ごろのパルティア朝時代とは合わないとされています。

そして、よく似ているものがサーサーン朝の遺跡からも発見されているようです。

壺の時代については、少々違ってしまったのかもしれませんが、この壺が電池である可能性が無くなったわけではありませんね。
サーサーン朝のものであれば、3〜7世紀ごろに作られたのではと見られています。

この壺の年代の時期がはっきりと検証されなかったのは、一説には戦争直前だったためにしっかりと検証されなかったとする説もありますが、どのみち違っていたことには変わりがないです。

もしかしたら、多少壺の時期が違っていても電池の可能性を発表するのを優先した?というようなこともあったのかもしれませんね。

言い出したらキリがありませんが、壺の様式については違っていました。

電池メーカーの実験

ではここからは、電池メーカーボッシュが行なった実験についても見ていきたいと思います。

ボッシュは当時の状態を復元して、電池として使えるのかどうかを実験してみました。

構造をパッと見た感じでは、素人目に見ても電池と思えるこのバグダッドの電池ですが、実験ではどのような結果となったのでしょうか?

さっそく見ていきましょう。

当時でも用意できる電解液

当時でも使用できる電解液として、想定できるたくさんの材料を使ってみたようです。
酢などですね。

これらを使って、完全ではないものの復元したものから、電池の実験をしてみたようです。

実際に使えるのかどうかで歴史が変わりますから、きっとドキドキしながら行なったのではないでしょうか。

そして衝撃の結果が出されます。

実際に電流を流すことができた

すると、電圧0.9〜2ボルトまでで発電されることが分かりました!
少ないものではありますが、実際に電池として使うこともできるということが分かった瞬間ですね。

電池の歴史にも影響を与える発見ですし、当時の人たちが何の目的として使っていたのかも、より興味を引きますね。

非常に喜ばしい大発見でもあったのですが、この実験には様々な指摘もされているのです。

発見当時と同じ状況では使えない

せっかくの大発見でしたが、発見当時と同じ状況では使えないというような矛盾も持っていました。
他の点でも、実験に対して指摘があったのです。

  • 壺までは再現がなされていない
  • 発見当時アスファルトのフタのようなものがされていたが、実験時はしていない

という点です。

特にアスファルトのフタをすると、電流は止まるという点は強く指摘されている点です。

確かに、電池を使えない状態にしておくには、何らかの理由がないとしなかったかもしれません。

まさか、現代のように子供の手の届かないように・・・ということではないかと思うので、これらの点については指摘されたままのようです。

電池説が完全否定されたわけではない

上記の点があると言っても、完全に電池ではないとされたわけではなく、まだどうなるかは分かりません。

もし電池本体だけではなく、何かに使うためのケーブルのようなものが発見されれば、全く話は変わってくるでしょう。

恐らく何かに使うために作られたであろう、バグダッドの電池ですから、この何かに繋ぐためのケーブルなどが見つかったら、電池で間違いがないだろうとなりますね。

もしくは、明確な使用目的が分かれば、全てが判明するのにと思ってしまいますが、簡単には分かりませんね。
新たな何かの発見があるまで、真相は分かりません。

バグダッドの電池を巡る様々な説

まだ実際にどんな使用目的なのか分かっていないため、様々な説が提唱されています。

電池だったら、きっと当時の生活も変わっていたかもしれませんね。
そう思うと電池であってほしいと願ってしまいますが、どうなのでしょうか。

ここでは、様々な説についてもご紹介していきたいと思います。

宗教的なものに使われていた

電池ではあったけれども、今のように何かを動かしたりするために使っていたのではなく、ピリピリっと感電する体験を宗教体験として使っていたのではないかとする説です。

また、壺に呪文のようなものが書かれていたことから、宗教関連のために使われていた可能性もありますね。

ピリピリっとする感覚は他では味わえませんし、宗教的なものの体験となれば、納得のいくものです。儀式などに使われていたのかもしれません。

ですが、この説だとケーブルなどが出てくるということは無さそうです。

祈祷文を入れる壺だった説

電池とは全く関係がないとする説ですね。

単に祈祷文などをしまうための壺であって、それ以上の意味はなく、中に入っていた銅製の筒などは文をしまうためのもの、とすると説明がつきます。

また、経年劣化によって文は腐り落ちてしまい、その跡がまるで水分のように見えるのではないかともしています。

確かにそうすると、合点がいきますね。
家の中から出てきた、他の場所からもたくさん出てきた、アスファルトのフタがしてあったというのも、矛盾がありません。

固定してあったとする、銅製の筒などは少々気になる点ですが、まとめるために使っていたのであれば、大きな矛盾ではないかと思います。

まとめ

都市伝説の間では時たま、ありえない時代にスマホで話をしながら歩いている人が写っているという話が出ることがあります。

フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミキュラーの絵画「期待」にiPhoneを持った女性が描かれているなど、噂程度ですが出てきますね。

これらに使われていたりしたら、と思うと考えが止まらなくなってしまいますが、バグダッドの電池に関しては、研究が進められないと解明されなさそうです。

今後の調査から目が話せませんね!

【参考サイト】

wiki
バグダッドの電池(wikipedia)
ガルバ二電池(wikipedia)
電池(wikipedia)
フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミキュラー(wikipedia)

コトバンク
バグダッド電池(コトバンク)

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