「ナスカの地上絵」あの巨大な絵はなぜ描かれたのか…そして現在直面している問題とは

ナスカの地上絵 オーパーツ
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ナスカの地上絵は世界的にも有名な、謎の多き巨大な絵として人気があります。

有名だからこそ、地上絵として受け入れがちですが、実はナスカの地上絵には謎がたくさん残されています。

ここでは、そんなナスカの地上絵の存在意味や、なぜあのような巨大な絵が描かれたのかについて解説していきたいと思います!
さっそく見ていきましょう。

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ナスカの地上絵とは?

まずは、ナスカの地上絵自体について知っていきましょう。
ナスカの地上絵は、ペルーのナスカにある盆地に、地面に描かれている謎の巨大な絵の数々です。

主に、植物や動物などが描かれていて、絵の大きさは様々も様々です。
大きいものでは130mを超えるものや、30mほどの小型のものまで多種多様。現在の最大は285mとなっています。

ものによっては成層圏まで行かないと、絵を特定できないものまであります。
絵によって製作された年代が異なるのも特徴です。

また、その絵の数は300以上とされていて、2018年にも新たに25以上の新たな絵が発見されています。

現代では、ドローンなどを使っての調査を行なっているようです。
2018年にも発見されているということは、今後もまだまだ発見されるかもしれませんね。

 

大きすぎて発見されづらかったナスカの地上絵

ナスカの地上絵が発見されたのは、1939年と非常に最近になってからでした。
その絵の大きさ故に、地上から見ただけでは絵が書いてあるとは到底思えず、発見されづらかったのですね。

考古学者である、ポール・コソック博士によって発見されました。

その後は、ドイツの数学者 マリア・ライヒェが地上絵のほど近くに移り住み、ナスカの地上絵の謎の解明をしながら、保護を行なっていました。

100m以上もの絵が、地上に描かれているかもとは、なかなか思えないものです。
発見されなかったというのも頷けます。

ちなみに、ナスカの地上絵のある盆地を横断するように、パンアメリカンハイウェイが通っていますが、発見前に作られたために地上絵の一部を潰してしまっています。

ハイウェイを建設した方たちも、まさか絵があるとは思わなかったのですね。

 

どうやってナスカの地上絵を描いたのか

そんな発見されづらかったナスカの地上絵。
この絵をどうやって書いたのか?というのも謎に包まれています。

そもそもですが、ナスカの地上絵は地面に絵の具を垂らしているというような描法ではなく、ナスカの土地柄ともいうべき環境を利用して描かれています。

描法と描き方に分けてご紹介しますね。

酸化した赤い岩石を、どかして描いている

なかなか想像しにくいのですが、ナスカは広大な盆地です。

その盆地では、南風が吹くことで大きめの岩石が取り残されていて、その岩石は雨に濡れるのと、厳しい太陽に照りつけられるのを繰り返して酸化し、赤褐色になります。

ですが、岩石が赤褐色になるのは地表に近い部分のみなので、照りつけのない下側の岩石は元の色を保っています。

これを利用し、岩石をどかして下側の岩石を露出させて描かれているのが、ナスカの地上絵です。

 

どうやって広大な絵を描いたのか

絵の描法については分かりましたが、描法が分かっても100m単位の絵を描けるかと言われると難しいですね。

どうやってナスカの地上絵を描いたのかは、はっきりとは分かっていませんが、縮小図が見つかっていることから、拡大法が有力説となっています。

中心を作り、縮小図を元に放射状に、縮小図のポイントを拡大していくという方法です。

拡大法の方法を聞くと、シンプル過ぎて100m以上ものサイズの絵を描くことができるのかと疑問になってしまいますが、シンプルだからこそ行いやすいとも言えるかもしれません。

作業法がシンプルでも、非常に労力のかかる作業であることには間違いありません。
300以上もの、多くの地上絵を描かなくてはならない理由とは、なんだったのかと探したくなりますね。

 

有名なナスカの地上絵

では、ここでは有名なナスカの地上絵をご紹介したいと思います。

全てが統一されているわけではありませんが、独特の雰囲気のある画風で、様々なモチーフが描かれているのが特徴です。

ここでは、有名な地上絵を3つご紹介します。

ハチドリ

ナスカの地上絵

もっとも有名な地上絵です。ナスカの地上絵と言ったら、まずこのハチドリを思い浮かべる方も多いはずです。
大きさはなんと96mほどにも達していて、長いクチバシが特徴的です。

 

サル

サルの絵は、尻尾の部分がぐるぐると渦巻いているのが可愛らしく、人気の高い地上絵のひとつです。
大きさは110mとこちらも大きいサイズです。
表情は見えませんが、どこか憎めない雰囲気があります。

 

宇宙飛行士

これまでの絵は、以前描かれていても不思議の無いものでしたが、この宇宙飛行士については謎が深まります。

古代宇宙飛行士説を語る時にも、このナスカの地上絵が取り上げられることもしばしばありますね。
大きさは32mほどのサイズです。

 

なんのために存在したのか?ナスカの地上絵の存在意義

なんのために存在したのか?と思い始めてしまうと、まだ断定されていないために、考え込んでしまいます。

非常に労力のかかる作業ですし、それほどの人出や時間を使ってまで、地面に描いた理由は気になるものです。

様々な憶測がなされていて、宇宙人のための飛行場だった説や、発電所だったのではないかというような説まで多くあります。

突飛な発想に思えてしまうものもありますが、もしかしたら、こうだったのかもしれないと考えるのはとても楽しいですね。

ここでは、主なナスカの地上絵の存在意義をご紹介します。

 

カレンダー説

カレンダー説はいわゆる、現代で使われているカレンダーのようなものではなく、夏至と冬至の日没の方向を指しているとされています。

ですが、何と言っても描かれている数も多くありますし、その中での線となるとかなり多くの方向へと伸びています。

このことから、偶然その方向と一致したとも言い切れず、手放しでは支持できない説とされています。

確かにかなりの数がありますから、そのうちのどれかの線が一致するということもありそうと思ってしまいますね。

何より、それが理由であれば絵である必要性が、あまり感じられません。

とは言っても、夏至と冬至とに両方一致するというも、そんなことあるのかな?とも思えます。

 

農作物を生産するのにも、生活においても、カレンダーのような指針は必要です。
そのために製作したとなれば、確かに理由としても考えられる説です。

 

儀式に使っていた説

次にご紹介する説は、雨乞いの儀式に使われていたという説です。

ホスエ・ランチョは、ナスカの地上絵が一筆書きになっているという点に注目し、雨乞いの儀式での楽隊の通り道なのではないかと考えました。

また、この説を補強するものとして、スポンディルス貝の破片が見つかったという点もあります。
スポンディルス貝は、当時の雨乞いの儀式でも使用されていたもので、地上絵の線上や周辺から発見されています。

現在でも、雨乞いは行われていて、人々が一列になって歩くというものです。
そのための通り道となったのであれば、ナスカの地上絵を描かなくてはならない理由もあります。

一部の地上絵では、歩くには幅が狭い場所があり、その点から雨乞い説もはっきりとは断言できないとされています。

歩けないのであれば、雨乞いの道筋にはなりませんね。
一部の絵だけ通り道として使っていたのかもしれませんが、だとしたら他の絵の意味が曖昧です。

貝の存在は大きいですが、やはり断言できない説ですね。

能力を測るため説

この地上絵の線上を歩いて、何が描かれているかを当てて、能力を測るために存在するのではないかとの見方もあるようです。

絵を当てることができたら、より高い地位に就けたとも。

だとしたら、広大な大きさの意味も説明できますし、一筆書きという点も理解ができます。
歩くだけで絵を当てるためには、方向感覚や理解力、想像力など様々な能力が必要となりそうです。

ですが、この説だと一度この試験を受けたものは、周りの景色や目印などから絵の位置や種類が分かってしまいそうなものです。
毎回新たな絵を作っていては、効率が悪そうな感じがしますが、この説では「この試験は秘密厳守だった」とも説明しています。

なかなかに、設定が複雑な説ではありますが、サイズが違うものや複雑さが違うものがあるのは、試験の難易度とも読み取れます。

こちらも納得できる点はあるものの、断言はされていない説です。

 

ナスカの地上絵は消えつつある

ここまでご紹介してきた、ナスカの地上絵ですが、現在地上絵は消えつつある状態に瀕しています。
というのも、線が細かい部分などは風で動いてしまい、自然に劣化してしまっている部分が出てきているそうです。

上でも触れた、サルの尻尾部分などが消えつつある状態です。

他にも、2014年にグリーンピース(NGO)が、ナスカの地上絵付近で温暖化対策の国連会議に合わせてパフォーマンスを行い、復旧が難しい損壊を与えました。

通常は許可を得ないと入れない場所に入り、地上絵保存のために専用の靴を履いて入るべき場所に、土足で踏み入れていることも損壊へと繋げてしまいました。

グリーンピースは謝罪の文書を出していますが、ペルー文化庁からは受け入れられず、活動家を告訴しています。

また、パンアメリカンハイウェイがあることから、車での損壊も大きな問題となっています。
2018年にも逮捕者が出ていますが、日常的に進入が多くあるそうです。

謎を多く秘めている場所である前に、世界遺産でもあるナスカの地上絵。

破壊行為による消滅は避けたいですね。

 

 解明されていない謎の宝庫!ナスカの地上絵

ナスカの地上絵には、様々な謎が多くあります。謎の宝庫と言っても過言ではありません。
なぜ描かれたのか?宇宙飛行士の絵がなぜあるのか?
考え始めると夜がふけてしまいますね。

そんなナスカの地上絵は、残念ながらその保存が難しい状況です。
直接見たいという場合には、早めに出向いた方が良さそうですね。

そんな、ナスカの地上絵の謎に思いを馳せてみてください。

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